コーヒーの名前ってどういう意味があるの?カタカナの羅列で分からん!!
この記事を読んで分かること:
コーヒーの名前は、「国名・コーヒー豆のグレード・地区や農園」という要素が書かれていて、品質の良さや安全性の基準になります!
コーヒー豆を選んでいる方
「コーヒー豆を買おうと思っとるんやけど……。ナニコノカタカナノラレツ。どういう意味で書かれとるん?見方を教えて!」
そういった疑問にお答えします!
◇本記事の内容
1. コーヒーの名前ってどういう意味があるの?
2. 各国のコーヒー豆のグレード。
3. 上級者を目指すなら地区の記載があるものを!
皆さん、こんにちは!
珈琲ユーチューブロガーのこんろです。
私は1日カフェを色んなところでやっていて、そこでは自分で焙煎した豆を提供しています。
なので、コーヒー豆の名前にはけっこう敏感な方の人間になりますね。
そんな私が、今回は “コーヒーの名前の持つ意味” について解説します。
この記事が、皆さんのコーヒーライフのお役に立てば嬉しいです。
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1. コーヒーの名前ってどういう意味があるの?
結論からいうと、コーヒーの名前は、「国名・コーヒー豆のグレード・地区や農園」という要素が書かれています。
例えば、こちらのお豆は私の好きな「エチオピア イルガチェフェ G1」という銘柄です。
エチオピアが国、イルガチェフェが地区、G1がグレードといった感じになっていますね!
ところが、昔ながらの商店街にあるような地元密着のコーヒー屋さんとかですと、単に「コロンビア」とか「ブラジル」というように書かれていることがありますよね?
もちろん、それが良いか悪いかは別として、どこで作られたのか、そして、どのくらいの品質なのかというのは分かりませんね。
これはその豆屋さんが意地悪で、お客さんに分からないようにしているんや!
……というわけではもちろんありません。笑
例えば、一例を挙げると、国がコーヒー農家から買い上げた上で、それを輸出するという場合があります。
そうすると、元々どこの地区で取れたものであろうが一緒くたになってしまうので、コロンビアとかブラジルという風に表記するしかないのです。
ではなぜ農家が国に売るかというと、買ってもらえる保証があるからなんですよね。
国に売らないのであれば、もちろん地区まで分かるので安心・安全なコーヒー豆が提供できます。
が、もし日本から来たバイヤーに認めてもらえなければ、買ってもらえないということになってしまうのです。
そういった理由で、国に売る農家も多く、地区の分からないものが出回っているんですね。
□ 私のおすすめのお豆
(注文後焙煎をしてくれるので新鮮なお豆が手に入ります↑)
2. 各国のコーヒー豆のグレード。
では、具体的な各国のお豆のグレードを見てみましょう!
今回は、1番高いグレードの表記を記していきます。
お豆を買うときに美味しいお豆の基準になりますので、覚えていってくださいね⬇︎
・グアテマラ ストリクトリー・ハード・ビーン(SHB)
・メキシコ ストリクトリー・ハイ・グロウン(SHG)
・エルサルバドル ストリクトリー・ハイ・グロウン(SHG)
・コロンビア スプレモ
・ケニア AA
・ジャマイカ No.1
・ブラジル No.2
こんな感じです。
パッと見で不思議なのは、ブラジルですが、ブラジルはNo.1がないんですね。
グアテマラ、メキシコ、エルサルバドルは標高の高さによる格付けになっています。
コロンビアとケニアは豆の大きさ、ブラジルは欠点豆の少なさ、ジャマイカは豆の大きさ+欠点豆の少なさでの評価になりますね。
こんな感じで、各国バラバラの評価基準を定めているんです。
なので、一概にグアテマラのSHBとメキシコのSHGが同程度にクオリティが高いかといえば必ずしもそうではありません。
ですが、間違いなく良い豆を買う基準にはなりますので、お豆を買いに行く際は参考にしてみてくださいね!
□ 高グレードのお豆たち⬇︎
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3. 上級者を目指すなら地区の記載があるものを!
上級者を目指すなら、味の美味しいグレードの高い豆を!!
とは言いません。笑
上級者を目指す、つまり、味わいの違いが分かるようになりたい方は “地区の記載のあるもの” を選ぶといいです。
農園まで書いてあれば、なお良しですね!
「いやいや、国によっても味は違うんやし、国名が書いてあればええやろ?」
と思われるかもしれません。
確かに、国によって味わいのある程度の特徴というものはあります。
ただ、何が問題なのかというと、国というのは範囲が広すぎるというのが1つ。
もう1つは、国名ではコーヒー豆の品種までは特定できないということが挙げられます。
前者は、先ほどお話しした標高の話にも被るのですが、地域で気候が違えば味わいも異なってきます。
極端な話、キリマンジャロの山頂と麓では、全然気温も、土壌も異なるわけですよね。
国によって大まかな気候の傾向があるといっても、やはり味に違いが出てきてしまうんです。
後者については、詳しい説明が必要なので、その部分は別記事に譲ることにします。
ただ、覚えておいて欲しいのは、コーヒー豆には大きく3つの品種があり、その3つが細かく枝分かれしているということです。
国名しか書かれていないということは、この品種のうちのどれかはブラックボックスで、全く分からないということなのです。
ここは、最初理解しにくいと思いますが、日本でいうお米のようなものやと思っておいてください。
米のコシヒカリが新潟と福井で作られているように、コーヒー豆のゲイシャという品種もエチオピアとコロンビアで作られています。
ただ、「新潟県産米」というと、
「え?コシヒカリなの?こしいぶきなの?」
となって分からないですよね(私はコシヒカリ派です)。
これと同じように、「エチオピア」とだけ書いてパックされたお豆も、厳密にいえばどの品種の豆か分からないわけです。
当然、品種が違ってくれば味わいも異なってくるので、味わいに詳しくなりたければ、より正確に生産された場所が分かるといいんですね。
□ スペシャルティコーヒー
国名:ブラジル
農園:トマジーニ
品種:レッドカトゥアイ
もちろん注文後焙煎です。
国名:ニカラグア
農園:エルススピロ
品種:ブルボン
生産処理:パルプドナチュラル
このように生産処理方法が明記されている場合もあります。生産処理方法でも味わいが異なってくるので重要です。こちらも注文後焙煎。
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◯まとめ
本記事の内容をまとめます。
1. コーヒーの名前ってどういう意味があるの?
2. 各国のコーヒー豆のグレード。
3. 上級者を目指すなら地区の記載があるものを!
こんな感じですね。
今回は、”コーヒーの名前にはどういう意味があるか” ということをお話ししました。
お豆を買う際のポイントは他にもいくつかあります!
もし気になったら、こちらも合わせてご覧ください⬇︎
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今回は、以上です。
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